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温故知新

-歴史は繰り返す-の実現を

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■1979年(初優勝前年)各大学リーグ展望③

●資料ラグビーマガジン1979年11月号
「特集」 関東・関西・九州大学シーズン展望

関西大学展望
 今年もまた同大と天理大がダントツの様相だ。昨年、同大はホクリー氏の指導を受けて旋風を巻き起こし関東に挑戦したが、あと少しというところまでいきながら望みはかなえられなかった。その反省を胸に今年また「打倒関東」を目差す。また天理大も同大に比べて見劣りしないチーム力を持っており、この「2強」の争いとなりそうだ。京大がどこまでからんでくるかも話題の一つといえるだろう。

- 4年連続23回目の優勝目差す同大 -

関西の強化を目標に大学委員会を設置
 関西大学Aリーグは10月8日に開幕。12月9日まで約2ヵ月にわたって戦いを繰り拡げる。
 大学日本一を・・・・・昨季の無念を晴らすべく気合い充分な同大を中心に、好ライバルの天理大、坂田好弘監督のもと3年目になる大体大、いつになく大きなFWを持った大経大などが激しい上位争いを見せよう。
 なかでも注目されるのが京大である。各校が大いにマークしているが、京大が「台風の目」になるリーグ戦だ。また3位までに入って大学選手権へのチャンスをつかみたいという東海大学リーグの中京大の強さが喧伝されており、関西の各校に脅威を与えている。
 昨年から大学委員会が設けられ岡仁詩委員長(同大)・岡本昌夫副委員長(大経大)を中心に関西各校の強化に一段と力を注ぐようになった。
 「打倒関東」を叫んでも同大と天理大が拮抗するだけでは、もう一つ壁を突き破ることはできない。シーズン当初、関東勢に勝つことはあっても、正月になれば彼らとの力の差を思い知らされるばかりの状態がずっと続いている。
 対抗戦、リーグ戦の厳しい戦いを乗り越えてきた関東勢と、上位校だけがそれも同大、天理大が他チームに差をつけて争っている関西勢とでは、選手権という大きな舞台での勝負に実力だけで計りきれない「何か」を持ち込んでくるようだ。もっと厳しさを、と関西全体の実力アップに大学委員会は取り組んでいる。
 その一つに「二軍」の試合が計画されている。Aリーグ、Bリーグの区別を取り払って若い芽に試合の場を与え、一軍の向上に結びつけようとするものだ。来春には、新人戦として関西リーグの中に定着させるが「選手に試合のチャンスを与え、希望を持たせる・・・・・」(岡委員長)と、実り多い成果が期待される。


☆ 同大 ☆☆☆☆☆
FW、BKともに持駒豊富の「大本命」
 今季もやはり同大が主役で、4年連続23回目の優勝を目指す。長野・車山高原での夏合宿は、FW第一列の強化とバックスのディフェンスプレーに重点が置かれた。FWは林敏、豊田両ロックと林昌、横元のフランカー陣が健在だ。林敏は3月にニュージーランドに遠征した二本選抜に選ばれている。その後、右肩を痛めたが、その方の心配もなくなり、突破力をよみがえらせている。豊田も合宿で一段と力をつけたが、林昌、横本ら昨季の経験を土台に実力も自信もめっきりとつけたのは心強い。2年生のNO8大森も進境を示しているだけに、そっくり入れ代わった第一列の強化が課題に残るだけだ。
 とはいえ副将前田と新人の中山をプロップに、昨季はフランカーを務めた井上、新人の武井をフッカーに配しての練習も効果をあげ、不安を解消しつつある。中山は英国遠征にも参加した好素材、武井もまた夏合宿で急成長した一人。
 「前田が安定してきた。中山らが試合を経験して慣れてさえくれば・・・・・」と伊藤監督も目を細めている。
 バックスは主将・伊佐治と淀谷の昨季来のCTBを軸に縦横の攻撃力を展開する。欲をいえば萩本と森岡のHB団にシャープな動きが、そして菅野と西村の両WTBに決定力が高まれば、といったことが望まれるが、戦力は関西随一なのは確か。
 昨季の主力だった2、3年生が一つずつ貴重な体験を加えた今季は、力が大きく育ったと判断していいだろう。「スクラムがどの程度がんばれるか」(岡総監督)が命題だが、リーグ戦を着実に乗り切って、大学選手権へと先をしかと読みとってチーム力を整えている。

☆ 天理大 ☆☆☆☆☆
バックスの展開力に威力十分
 「ケガ人が多く出て・・・・・」夏合宿を振り返って、天理大の藤井監督は頭を痛めていた。リーグ戦を通してベストのメンバーを組めなかった昨季と同じ様な状態でシーズンを迎えようとしている。不安なスタートになるにしてもチームづくりのうまい藤井監督だけに、勝負どころには戦力を整備するに違いない。
 バックス力はいい。パスワークと、判断力にすぐれたSH石西が引っ張っていく。2年生の飯田が目黒校時代のSOに戻ってがんばり、力のあるHB団になったのが目を引く。新田、土谷の右ラインが健在のうえ、CTB森山、FB松田の奮起もあって、得点力のあるバックスである。
 FWはNO8の木下をロックに上げ、前5人は昨季からの経験者で固めているが、フランカー高谷がじん帯を痛めて出場を期待できないのが響きそうで、2年生の小賀野と新人君塚の両フランカーがどこまでがんばるか。FWが強い当たりを持ち、前進力が加わればリーグでも有数のバックスが存分に威力を発揮できるといえる。

☆ 大体大 ☆☆☆☆☆
昨年得た自信をもとに、新たな躍進を狙う 
 大体大が「大学選手権に」と張り切っている。昨季Aクラスに躍進した自信も加わって、「相手の伝統に気合負けしたようなところがあったが、ことしは違う。同大にも天理大にも思い切りよく自分たちの持てるものをぶつけられそうです」という植松主将だ。その植松と山本芳、松尾の第一列を軸にFWはスクラムを強化した。車山の合宿で練習し合った同大も、スクラムが強くなったことを認めている。
 2年生の池田、山本両ロックの成長があるほか、178cmで105Kgという相撲の朝潮のような堂々たる体のプロップ太田とロックの奥田。さらにフランカー中谷、前島の新人たちが夏合宿で進境を見せているのも心強い。
 バックスは江村、岡留のHB団にCTB山本泰、FB灘を軸に変化ある攻撃を仕掛けられるようになった。新人のCTB富永のカンのいいプレーも大きな戦力になっている。キック力のある中井らFWに劣らずバックスにも有望な新人がはいって上級生に刺激を与え、大学選手権出場の目標に拍車がかかる。ディフェンスがしっかりしてきたので昨年と違うチーム力を見せることができそうと坂田監督も昨季以上の躍進を考えている。

☆ 大経大 ☆☆☆☆☆
FWの大型化で力強い突破をみせるか
 ことしはFWが大きくなったと大経大の岡本監督。森田、牛原、福田の第三列は昨季からのレギュラーで、持ち味ともいえる粘り強い動きの原動力になっているが、前5人が例年になく大きくなった。プロップ野上、フッカー三浦、2年生になって一層たくましくなったロック福本の経験者に、プロップ鹿島、ロック神田を加えて平均体重84.6Kg。軽量を動きでカバーしてきたこれまでのFWにパワーが加わった。
 SO河辺、WTB渡辺、FB曽我部らのバックスが大きくなったFWの前進力と連係して力強い攻撃を展開しそう。選手たちもいつにない意欲を表に出し「リーグ戦優勝」を胸に秘めている。

☆ 京大 ☆☆☆☆☆
ひそかに上位を狙うダークホース的存在
 これら上位を狙うチームに劣らないのが京大。プロップ真田、そして、189cm、95Kgと一段と大きくなったロック真継、NO8夏山主将の抜けた穴を埋める願野(昨季までロック)が展開力を存分に発揮するなど、この3人を中心にスクラムは強くなり、縦への力をつけた。サイドを攻撃して前に前にと攻めるあたり、たくましいFWになっている。
 バックスはSO壇上、CTB吉岡主将を要に縦へのスピードを発揮する。SH谷垣の若さ、新人のWTB清水、CTB下平が伸び伸びとプレーできるかがカギにもなるが、清水は攻守に思い切りのいいプレーをし、下平も英国遠征に参加したようにうまい技を見せて頼もしい戦力になりそう。
 「昨季は出足こそよかったが、後が悪くて期待外れに終わって6位。シーズン当初にピークを持っていきすぎた。それを反省して、ことしのリーグ戦に臨むつもり」と吉岡主将。
 春先はケガ人が続出したのに、この夏合宿ではほとんどなく「こんなことはいままでなかったことで驚いている」(吉岡主将)そうだが、それだけに選手たちに気合いがはいっているのがうかがえる。一戦一戦を大事に戦うそんな京大に、岡委員長も「リーグ戦の目」といい切る。

☆ 大商大 ☆☆☆☆☆
15人一体のまとまりあるプレーが身上
 大商大はFWとバックスの連係がよくなっている。NO8山下を軸に成長したプロップ谷口、ラインアウトにうまさを発揮するロック高橋らFWは軽量だがよく動く。バックスは三村、木下の左ラインを決め手に縦へのスピードがつき幅広い攻撃をする。全員の忠実なプレーで上位チームと互角に戦うだろう。

☆ 京産大 ☆☆☆☆☆
SO平井名が攻守の要
 京産大はSO平井名を攻守の要にしてFW、バックスが一体となった攻撃を展開する。中嶽、水野の両CTB、FB菊池らバックスは昨季の経験者で固めている。FWはフッカー三原、プロップ河野の新人がはいってまとまってきた。三原はラック、モールに粘っこいプレーをし、河野も幅広い動きを見せている。SH津村の成長も明るい材料で2年続けて入れ替え戦に臨んだが、ことしは決してそんなことにならないようにがんばる、と大西監督は決意のほどを語っている。

☆ 関学大 ☆☆☆☆☆
FWの奮起に期待
 名門の関学は苦しいシーズンを迎えそうだ。FWは走力あるロック武井、副将のNO8橋本が軸になるが、2年生が多くちょっと力強さに欠ける。若い力の果敢なプレーを望みたいところ。新人のロック富田、全和歌山にも選ばれたフランカー榎らの成長に期待がかけられる。バックスはCTB柳田、昨季よくがんばった2年生のWTB鯛島、FBの増田主将を中心に幅広い攻撃力を備えている。これを生かすためにも、さらに名門の意地を披露するためにも、FWの奮起しだいになるだろう。


☆ 中京大(東海大学リーグ) ☆☆☆☆☆
見事なFWの展開力
 関西リーグと離れるが、大学選手権への出場権との関連で東海大学リーグの中京大の存在に触れておこう。FWを中心によくまとまっている。フッカー木村、ロック山本、フランカー桜田の4年生が軸になり、走力豊かなFW力である。
 バックスも藤田と赤松の左ラインの決定力はなかなかのもので、今年も得点源となるだろう。
 年ごとに戦力アップしてきた中京大だが、やはりもまれていない弱さで、大学選手権に出ても1回戦を勝てないできた。しかし、いま選手たちは意欲的に練習に取り組み、「正月は名古屋で過ごしたくない」と決意も新たにしている。


九州大学展望
 このところ全国大会で常連になっている福岡工大が一歩抜きんでているといえよう。そして春にこの福工大を破った福岡大、九州産業大があとに続き、この3校で優勝が争われそうだ。この上位3校と下位校の間にはやや実力的に開きがあるが、どこまで頑張るだろうか。九州男児の意地をみせて、大いに健闘を期待したいところである。

- 福工大、福大、九産大が「当確」 -

 九州地区の大学には、全国大学選手権大会の座がひとつ、全国地区対抗大学大会の座がふたつ、計3枚の
全国大会用の「切符」が用意されている。九州の各大学はこの3枚の切符入手のため日々頑張っている。中でも全国大学選手権大会出場のためのただ1枚の切符獲得に照準を合わせている大学は、それなりにきびしい練習、研究、努力が重ねられている。
 昨年度の成績、今年度の春の交流戦、この夏の合宿練習などから総合判断すれば、九州で全国大学選手権大会出場権を狙う大学は、福岡工業大学、九州産業大学、福岡大学の3校にしぼることができよう。いずれも九州大学対抗戦Aグループに属し、常に上位を占めているチームである。古豪西南学院大学がこの上位3校から多少水をあけられた感があるのは寂しい。シーズンの深まりとともに立ち直ってほしいものである。


☆ 福岡工業大学 ☆☆☆☆☆
追われる立場で厳しさを求めチーム力充実
 主将の藤村定(松山聖陵)が学生東西対抗や全九州選手に関連したため副将を2人おいてスタートした。副将・江口利郎(諫早農)がFWをリードし、もう1人の副将。鶴森善博(宮之城)がバックスをリードしている。春の交流戦では福大、九産大などにつまずいたが、明大OBの久羽監督は「春の間はぼんぼん新人を使うので、この資料はあまりアテにならない」とさほど気にしていない様子である。
 福岡工業大学の全国大学選手権大会出場は、すでに通算11回というただならぬ数字に達しているのである。5年連続出場というのも至難の業といっても過言ではあるまい。
 「工業系単科大学ではあるし、むやみに練習がやれるわけではない。やっとラグビーがわかってきた選手は出てゆき、毎年選手は変わるし、チーム作りにも骨がおれる。九州では追われる立場だが大学選手権ではまだ1回戦ボーイ。選手権出場回数がふえているだけに、チーム力の充実、レベルアップには痛いほど責任を感じている。今年は福大、九産大が例年になく強いので、シーズンと共にうちもいいチームに仕上げられる」と久羽監督は語っていた。
 合宿は湯布院青少年スポーツセンターに腰をすえ、8月24日から31日までの8日間、30分単位(レフリー研修会の関係)のゲーム30戦を消化した。80分ゲームに換算して11試合くらいの内容で、部員数から考えるとかなりの激しさである。本番での福岡工大の登場はおおいに期待すべきものがあろう。

☆ 福岡大 ☆☆☆☆☆
石淵主将の走力と好キックが武器
 4年前、全国高校大会で「高鍋旋風」なるものがおこった。同チームからは英国遠征の高校代表に4名もの選手が選出され、その中の金谷、小西はそれぞれ明大、専大の主力選手として現在活躍している。この時のチームメイト石淵浩二、西省三、木下信夫、佐伯一成が今年度の福大の4年生部員であり、石淵は主将でフランカー、またプレースキッカーとして重責を負い、西は副将としてスタンドオフの重要なポジションについている。
 主将の石淵の目の光りと走力とプレースキックの高い確率が今年の福大のチームを支えている。正月の全国地区対抗では、ロックに荒井がいる岩手大を一蹴し、軽く優勝しており、その時のチームより今年のチームのほうがさらにまとまりがあってスピートもある。FW第二列にやや難点があるが、いいチームに成長している。虎視眈々のチームである。
 合宿は湯の平(大分県)に陣どり、8月24日から30日までの間、福岡工大、ゆうかり学園、九大、福岡歯科大、西南大、九州歯科大などと交流した。

☆ 九州産業大 ☆☆☆☆☆
WTB日吉の成長が好材料
 九州のほとんどの大学が湯布院の青少年スポーツセンターと湯の平に集結合宿をしたが、九州産大はひとり山口県維新公園で合宿した。
 FW出身の日体大OB野口監督の指導のもと年ごとにチームが充実しており、特にFWのモール、ラックには鋭いものがある。主将にフッカーの貫野光幸を持ってきているのもユニークである。副将のウイング日吉嘉和が一段と成長したのも強みである。
 九州では今年一番の成長株かも知れない。
 以上の3大学のほかは力に差があり九州大、福岡歯大、熊本大、長崎大、鹿児島大などが全国地区対抗大学を狙っている。

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